M&A事業のご案内
昨今、全国の保険募集従事者数は年々増加している一方、損害保険代理店数は新保険業法が施行された1996年をピークに大幅に減少しており、保険代理店の大型化が進んでいます。
この背景には保険代理店に求められる募集品質、管理体制等が高度化していることが影響しています。
金融自由化の流れの中で保険業界における自由競争が進み、保険商品の多様化等が起こりました。
一方で、昔ながらの募集方法は変わらず、募集時の不十分な説明や不適切な募集が発生する状況が続いていました。
また、2006年に保険金等不払い問題が発生し、複数の生命保険会社に業務改善命令が出されたことをきっかけに、金融審議会等を通じて本質を踏まえた保険募集のあり方が検討されるようになりました。
そして、2016年には改正保険業法が施行されて、募集上の基本的なルール、募集管理等について、以下の3つの義務が導入されました。
1.情報提供義務
2.意向把握義務
3.保険募集人に対する体制整備義務
結果として、保険募集人には厳格なルールに則った適切な募集行為が求められると同時に、保険代理店は所属する保険募集人に対する管理、指導、教育を徹底することができる体制を整備することが義務付けられました。
この改正保険業法に対応するには、保険代理店として、経営管理、コンプライアンス、保険募集管理、顧客情報管理、顧客サポート管理、外部委託先管理、内部監査等の体制が整った組織としての機能が不可欠になります。
これは様々な保険代理店にとっては容易なことではなく、このレベルを満たすことができない代理店が急速に増えてきました。
保険代理店に求められるレベルが高度化したことに加え、AI・IT化の急速な進展により社会環境の変化に対応することが難しい代理店や後継者のいない代理店の皆様に対して、当社は「M&A事業」を展開していきます。
そして、当社に合流いただいた保険代理店の皆様が、これまでどおりお客様をお守りできるように、あらゆるサポートを提供させて頂きます。
M&A事業のイメージ図